大阪桐蔭・西谷監督「後手後手になったが、みんなが粘り強くやってくれた」ヒヤリ延長10回サヨナラ勝ち

[ 2023年7月29日 15:46 ]

大阪大会準決勝<大阪桐蔭・箕面学園> 勝利し、スタンドにあいさつする前田(左から3人目)ら大阪桐蔭の選手 (撮影・須田 麻祐子) 
Photo By スポニチ

 第105回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)の大阪大会準決勝が29日に行われ、大阪桐蔭が3-2で箕面学園に延長10回サヨナラ勝ちし、30日の決勝に進出した。準決勝第1試合では履正社が勝利しており、決勝は2年連続でライバル校同士のカードとなった。

 試合後、西谷浩一監督は「後手後手のゲームになってしまいまして。ただ、後攻だったので、9回の裏まで最悪考えてもいい、と言いました。タイブレークは出来たら避けたかったですが、練習もしてきましたので、思い切ってやろうと。みんなが粘り強くやってくれました」と目尻を下げた。指揮官としては自身23度目の甲子園出場へ、あと1勝に迫った。

 今夏は2回戦から準々決勝までは5試合連続でコールド勝ち。チームには今秋ドラフト1位候補の前田をはじめ、最速140キロ超を誇る投手が5人もおり、格の違いを見せていた。この日は箕面学園との接戦となったが、春夏通じて27度目の甲子園出場に王手をかけた。

 今春の選抜大会では準決勝で報徳学園に敗れ、春夏通じて10度目の全国制覇を逃した。春の雪辱を目指し、大阪大会決勝に挑む。

【大阪桐蔭 今夏の戦績】
2回戦 8-1 早稲田摂陵
3回戦 12-1 淀川工科
4回戦 10-2 東海大大阪仰星
5回戦 15-3 大冠
準々決勝 11-2 大体大浪商

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月29日のニュース