DeNA執念の初ドロー 今季セ・リーグ最長4時間53分の大熱戦 3イニング連続で満塁のピンチしのぐ

[ 2023年5月21日 18:53 ]

セ・リーグ   DeNA3―3ヤクルト ( 2023年5月21日    横浜 )

<D・ヤ>延長11回、山田を空振り三振に仕留めガッツポーズの上茶谷(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 DeNAは21日、本拠の横浜スタジアムでヤクルトと対戦。延長12回の激闘の末、3―3で引き分けた。首位・阪神とは2ゲーム差に広がった。

 3―3の12回。最後の攻撃も得点に結びつかなかった。今季のセ・リーグ最長試合だった5月13日巨人―広島(東京D)の4時間43分を超える4時間53分の熱闘も、勝利とはならなかった。

 先発の今永は1点リードの4回に先頭の山田にカウント3ボール1ストライクからの真ん中に入った直球を左翼席へ運ばれ同点とされると、さらに無死一塁から、村上にはフルカウントからの8球目、151キロ直球をバックスクリーン左に運ばれ、勝ち越された。しかし、この回以外は、走者を出しても失点しなかった。7回6安打3失点と粘った。

 1点ビハインドの7回、先頭の桑原の左越え二塁打から1死三塁とし、ここで先発の今永に代打・楠本が送られる。楠本はヤクルト2番手の木沢の143キロカットボールを右前に運ぶ同点打。続く好機では柴田のセーフティースクイズが失敗に終わり、宮崎も遊ゴロで勝ち越せなかったが、救援陣も無失点でつないだ。

 8回を伊勢が抑えると、9回は山崎が2死満塁のピンチで代打・川端を右飛に仕留める。10回は三嶋が1死満塁としたが、内山の左飛でタッチアップした三塁走者の山田を、左翼・関根が好返球で本塁で刺した。さらに11回には入江が1死満塁としたが、6番手の上茶谷が後続を断った。投打で粘り強く戦ったドローだった。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月21日のニュース