西南大 19得点の猛打で24日の優勝決定戦に弾み 最多勝・茶屋野が上り調子で東監督「安定してきた」

[ 2023年5月21日 04:00 ]

九州六大学野球   西南大19-3九大 ( 2023年5月20日    今津 )

<西南大・九大>先発して5回6安打2失点に抑え、今季リーグトップの5勝目を挙げた西南大の茶屋野
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 西南大と北九大がともに勝ち、同率首位で決定戦に進んだ。西南大は17安打19得点の猛打で九大を破り、8勝2敗でリーグ戦を終了。先発・茶屋野洋輝(3年)はリーグ最多5勝目。北九大も久留米大を4―1で下した。優勝決定戦は24日(今津)に行われる。

 西南大が猛打爆発。24日の決定戦に向けてエンジン全開だ。殊勲者は絶好調のトップバッター、工藤。「1番が打つとチームに勢いが出る」と東和樹監督が絶賛した先制攻撃は初回だった。先頭打者で左前打し敵失、捕逸で先制のホームを踏むと、打者一巡で回ってきた2度目の打席は右中間にタイムリー打。2回は2点中前打を決めるなど4安打4打点で打線を先導した。

 投げては大黒柱の茶屋野が「今季で一番内容が悪かった。思ったコースに投げられなかった」と苦しみながら今季習得したツーシームが効果的で2失点に抑え、大量援護もあって5回で交代。決定戦に向けスタミナ温存で今季5勝目を握り、昨秋は九国大・田村と同じ5勝で分け合った最多勝のタイトルを今季は単独で手にした。

 開幕連敗から8連勝と盛り返し「第3戦から茶屋野が安定してきたのが大きい」と指揮官はエースの貢献を高く評価した。東監督のもとでの2度の優勝は15年春、18年秋ともに決定戦を制しての快挙。3度目は茶屋野の右腕でたぐり寄せる。 (中島 泉)

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