明大が勝ち点5の完全Vで今季終了 2番・飯森は3安打で暫定首位打者 宗山から送られた金言とは…

[ 2023年5月21日 18:59 ]

東京六大学野球春季リーグ戦第7週第2日   明大11―3立大 ( 2023年5月21日    神宮 )

<立大・明大>7回、単打を放つ明大・飯森(撮影・大城 有生希)
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 すでに3季連続優勝を決めている明大は快勝で勝ち点を5に伸ばし、22年春以来の完全優勝を飾った。

 初の首位打者獲得へ向け、意地の猛打賞だ。

 来秋ドラフトの目玉として注目されている宗山塁内野手(3年=広陵)、今秋ドラフト候補の上田希由翔内野手(4年=愛産大三河)の強力3、4番の前を打つ「2番・左翼」の飯森太慈外野手(3年=佼成学園)が、この日も3安打2打点と活躍し勝利に貢献。打率も・426まで伸ばして首位打者に立って今季を終え「一番練習してきた自信はあるのでそこが出たと思います」と振り返った。

 首位打者を争っていた法大の武川廉内野手(3年=滋賀学園)が第1試合で打率を落とし、飯森が首位打者に立って迎えたこの試合。「意識してしまった部分はあった」と振り返った通り、第2打席までは凡退。だが22年春に首位打者を獲得した同級生の宗山の言葉が救った。

 「逃げたやつが負けるぞ。こういうのは攻めたやつが勝つ」

 試合中にこう声を掛けられると、「そこからバットが振れるようになったので救われました」と飯森。第3打席以降は2点三塁打を含む3打席連続安打で打率を上げ、「しっかり振るようになったことがこの結果につながっていると思います」と喜んだ。首位打者獲得は早慶戦の結果次第で「願って見ていたいです」と話した。

 チームは10勝1敗1分けで今季を終了。6月5日から始まる全日本大学野球選手権では日本一へ向けた新たな戦いが始まる。田中武宏監督は「六大学代表として絶対に負けるわけにはいかない。ほかの5大学のためにも」と、強い覚悟を示した。
(村井 樹)

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