法大が連勝で今季を2位で終える　姫木がデビュー戦で決勝ソロ　エース尾崎は初完封でリーグトップ4勝目

東京六大学野球春季リーグ戦第7週第2日   法大2―0東大 （ 2023年5月21日    神宮 ）

＜法大・東大＞5回、ソロを放ち生還する法大・姫木（撮影・大城　有生希）
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　法大が東大に連勝し、勝ち点を4に伸ばして今季の戦いを2位で終えた。序盤は優勝争いも演じた今季を加藤重雄監督は「2位を目指して戦っているわけではないが、投手中心とした守りの野球に手応えを感じた」と総括した。

　この試合がリーグ戦デビューとなった姫木陸斗（3年＝日大藤沢）が大仕事をやってのけた。「7番・右翼」で先発出場すると、5回1死で立った第2打席で先制ソロ。リーグ初安打が決勝弾というデビューを飾り「打った瞬間入ると思った。むっちゃ気持ちよかったです」と笑みがこぼれた。

　初打席となった2回の第1打席は空振り三振に終わったが「悪い感じはなかった」。5回は初球のカーブを振り抜くと打った瞬間、本塁打を確信。右翼席に届くのを確認しながらゆっくりと歩き出し、仲間のハイタッチに迎えられた。

　投げては今秋ドラフト候補の最速150キロ左腕の尾崎完太投手（4年＝滋賀学園）が2安打、12奪三振の完封でリーグトップに立つ4勝目。リーグ通算34試合目の登板で初めて一人で投げ抜き「マウンドに上がるたびに完投、完封したいと思っていたのでうれしい」と白い歯がこぼれた。尾崎は「まだまだやれるという手応えを感じた。秋は153キロを出したい」と、すでに秋の戦いを見据えた。（村井　樹）