どうなるヌートバー「WBCで不在」の間にカ軍の超有望20歳外野手がメジャー昇格へ

ヌートバーのライバルになりそうなカージナルスの有望若手ジョーダン・ウォーカー（AP）
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　大リーグ公式「MLB.com」が、2020年のドラフト1巡目（全体21巡目）でカージナルス入りしたジョーダン・ウォーカー外野手（20）が開幕ロースター入りしたと報じた。

　ジョーダンはトレーニングゲーム19試合で打率・286、3本塁打、9打点。OPS・816と期待に応えた。カ軍のジョン・モゼリアック編成本部長は「彼は成熟した選手で、ゲームをよく理解している」と称え、「このキャンプにWBCに出場した選手が留守だったことで彼は得をした」と、日本代表としてWBC出場したラーズ・ヌートバーらの不在でもらったチャンスをしっかりつかみ取ったと指摘した。

　オリバー・マーモル監督も「逆境や雑音の中でも自分の仕事が出来る選手だ」とメンタル面も評価している。

　3Aを経験せずにメジャー昇格すれば2001年のプホルス以来。すでにジョーダンと若き日のプホルスを重ねるファンは多い。

　タイラー・オニール、ディラン・カールソン、そしてヌートバーら強力外野陣にジョーダンが加入となれば今季のカ軍レギュラー争いはし烈になる。

　ジョーダンはDH起用の可能性もあるが、開幕ロースター入りなら先発として起用する可能性が高い。侍ジャパンの世界一に貢献したヌートバーらにとって強力なライバルの出現。12度目のワールドシリーズ制覇を期待するカ軍ファンには楽しみな逸材の登場となりそうだ。