レッドソックス・吉田 開幕「4番デビュー」決定 コーラ監督「Let him be」

[ 2023年3月26日 02:30 ]

オープン戦   レッドソックス9-8ブレーブス ( 2023年3月24日    フォートマイヤーズ )

<レッドソックス・ブレーブス>“ミニグリーンモンスター”を背に左翼の守備に就く吉田(撮影・光山 貴大)
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 レッドソックス・吉田の開幕「4番デビュー」が決まった。アレックス・コーラ監督が「(3番の)ターナーの後ろでいい打撃をしている。(開幕戦も)おそらくそうする」と明かした。

 大会新記録の13打点でWBC打点王となり、14年ぶりの世界一に導いた侍ジャパンの4番が、レ軍でも4番を任される。チーム再合流2日目、ブレーブスとのオープン戦に「4番・左翼」で出場し、2打数無安打1四球。選球眼のいい吉田は1番が適任ではとの地元メディアの質問に指揮官は「Let him be(彼を放っておけ)」と4番起用の意向を明かし、吉田も「打順は気にしていない」とした。侍ジャパンではエンゼルス・大谷と初めて会話。間近で見た二刀流調整などから「たぶん見えている世界が違うと思う」と刺激も受けた。

 30日(日本時間31日)の開幕戦の相手は、オリオールズのメジャー通算89勝右腕のギブソンに決定。「WBCに行くと決めた時点で、両方で世界一というのを目標にしている」と本拠地でのメジャーデビューから、ワールドシリーズ制覇を目指す。(杉浦大介通信員)

 ≪日本人は初≫大リーグのデビュー戦で4番に座った日本選手は、これまでいない。20年のレイズ・筒香(現レンジャーズ)は3番で初出場し、2戦目に4番で出場した。他の打者では03年のヤンキース・松井秀喜、08年カブス・福留孝介が5番。07年デビルレイズ・岩村明憲、22年カブス・鈴木は初出場が6番だった。01年マリナーズ・イチロー、04年メッツ・松井稼頭央は1番。18年のエンゼルス・大谷は、8番でのデビューだった。

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