西武・高橋「パッセ投法」で球速アップ 平均3キロ上げるためにバレエの動き導入

[ 2023年2月20日 05:30 ]

22年の春季キャンプでの高橋のフォーム(右)と、今年のフォーム
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 球速アップのヒントはクラシックバレエだ。西武・高橋は、左足をがに股のように上げ、そのまま踏み出す「パッセ投法」に挑戦中。「腕を一番走らせるためにはパッセ投法。球速を上げるために必要で、トップのポジションにスッといく」と昨年147キロだった直球の平均球速を3キロ以上、上げるための取り組みだ。

 パッセとは「通過する」という意味のバレエ用語。膝を開き気味に、爪先を軸足の足首からふくらはぎに沿って膝近くまで上げる動きを指す。昨年導入したピラティスの講師の助言を受け、左足の動きを改良。投球時に前方に真っすぐ上げていた膝を、本塁側に約15センチ開き気味にした。

 元々は内股気味で「真っすぐ上げてもクローズ気味になっちゃう。結果的に足の着地まで(膝が)遠回りして、腕が遅れてトップのタイミングができない」とする。膝を開いて上げれば足の着地が早まり、しっかりトップが決まり、腕を強く速く振ることができる。

 開幕投手に指名された右腕は、22日の紅白戦で登板予定。ブルペンでは今キャンプ最多の95球を投げ「順調。完成形に近づいている」と納得顔だった。(福井 亮太)

 ▼西武・柘植(ブルペンで高橋の球を受けて)ある程度、シチュエーションを想定して会話ができた。直球の強さだったり、軌道の確認を今の段階では話しました。

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2023年2月20日のニュース