ヤクルト　伊藤智仁コーチが伝家の宝刀スライダーを新助っ人右腕に伝授

＜ヤクルト浦添キャンプ＞ブルペンで伊藤コーチ（右）のアドバイスを聞くエスピナル（撮影・沢田　明徳）
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　ヤクルトの新外国人レイネル・エスピナル投手が20日、沖縄・浦添キャンプで当初予定に入っていなかったブルペンで53球の投球を行った。

　その隣にいた伊藤コーチからは身振り手振りを交えた指導も受けた。メジャー経験もある右腕は、「今まではカットボールに近い鋭いスライダーだったが、もっとスピン量を増やして、大きく曲がるスライダーに取り組んでいる」と、現役時代に魔球とも呼ばれたスライダーを投げ込んだレジェンドのアドバイスに耳を傾けた。

　同コーチは「（エスピナルのスライダーは）全然曲がらへんからな。逆に曲がっていきよる」と苦笑い。それでも指導後は「安定感はなかったけど、曲がる球も出てきた」と進歩も認める。
　先発を希望するエスピナルは「まだ試行錯誤。徐々に自分のものにできるように頑張りたい」と前向きだった。