日本ハム・ドラ1矢沢3安打!右手一本でプロ初タイムリーも!稲葉GM絶賛「肘をうまく抜きながら」

[ 2023年2月20日 06:00 ]

練習試合   日本ハム8-4楽天 ( 2023年2月19日    名護 )

<日・楽>4回、適時打を放つ矢沢(撮影・高橋 茂夫)
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 両腕を畳み、体をクルッと回転させた。最後は右手一本でさばくように141キロを右前へ。二刀流の日本ハムのドラフト1位・矢沢(日体大)が、4回2死一、二塁から右前適時打。この日3安打目はプロ初タイムリーとなり一塁上で、ポンポンポンと手を叩いてみせた。

 「自分が理想とするスイングではなかったが反応で打てたことは良かった。実戦回数を重ねて、段々よくなってきている」
 楽天戦に「2番・DH」で出場。初回は141キロツーシームを右前に運び、3回は129キロのカーブに詰まったがこれも右手一本で右前打した。「ああいう打ち方を意識してしまうと、しっかり振れなくなる」と反省したが、いずれも楽天・内間の異なる球種を捉えて3安打。稲葉篤紀GMも「肘をうまく抜きながら運ぶ。あれはセンスです」と称えた。

 開幕カードの相手となる楽天戦はこれで練習試合3試合で、1本塁打を含む6打数5安打3打点。昨春の首都大学リーグ開幕カードの桜美林大戦では2試合で1本塁打を含む7打数7安打。同大ユニホームは楽天と同じカラーで「色が良いんですかね?自分のチームに楽天戦で打っているというアピールはできた」と胸を張った。

 午前の練習では右翼で新庄監督から約10分、外野守備の直接指導を受けた。プロ初の“猛打賞”にも「打球方向がライトだけだったので」と試合後は広角に打ち分ける打撃練習に取り組んだ。「一日一日、少しずつ成長している」。矢沢の猛アピールはまだ、終わらない。(清藤 駿太)

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2023年2月20日のニュース