【プロ野球キャンプの記者仕事　20日目】沖縄は「いちゃりばちょうでー」の愛であふれている

東シナ海と沖縄の夕日
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　【プロ野球キャンプの記者仕事　20日目】沖縄には「いちゃりばちょうでー」という素敵な言葉がある。ホテルが予約できずにキャンプ地から離れた恩納村のペンションに1人で宿泊したときだ。

　飲みに誘う相手もいないので、ふらふら歩いていると地元の居酒屋があった。窓からのぞくと常連さんらしき人ばかりで入りにくい。何度か迷って思い切って扉を開けると、コワモテの大将に「何度ものぞいていたね」と声をかけられた。

　すぐに隣の席の客から泡盛が差し出された。真っ赤な顔で「飲みなさい」という。お言葉に甘えて一杯いただくと、違う客も「飲みなさい」とつぎに来る。気づくと12時を過ぎていた。

　記憶はほとんどないが、3軒目のカラオケスナックで大将や常連さんと気分よく「島唄」を熱唱したこと。そして「一度出会ったら兄弟だ」という意味の「いちゃりばちょうでー」という沖縄言葉を教えてもらったことだけは覚えている。（K）