オリックス・舜平大　新兵器「野茂フォーク」手応え「これは使える。投げやすいです」

野茂英雄氏直伝のフォークを投げる山下舜平大（撮影・井垣　忠夫）

　オリックスの20年ドラフト1位・山下が、ブルペンで60球の投球練習。15日に日米通算201勝の野茂英雄氏から握りや手首の使い方を教わった新球フォークを披露し、鋭い変化に手応えを深めた。

　「これは使えるんじゃないかと。落ちているんで自分に合っていると思う。投げやすいですね」。レジェンド直伝の決め球習得で、狙うは開幕ローテーション入りでの1軍デビュー。昨年11月に両足首の手術を受け、リハビリ中の身だが「それ以外の目標は今はない」と言い切った。

　1メートル90の長身で、体重も昨年から5キロ増の102キロに。体格だけでなく搭載されているエンジンもエンゼルス・大谷級の逸材は「大谷さんを目指している。あれぐらい大きくなればいいなと思っている」と意欲を見せた。（中澤　智晴）