阪神・佐藤輝、森下に負けじ二塁打2本　「5番・三塁」でフル出場「まだまだ精度を高めていきたい」

練習試合   阪神10-0サムスン （ 2023年2月19日    宜野座 ）

＜神・サムスン＞7回、佐藤輝は2点適時二塁打を放つ（撮影・北條　貴史）
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　阪神・佐藤輝が「5番・三塁」でフル出場し、森下に負けじと2二塁打2打点と気を吐いた。4回1死、右中間へ二塁打を放つと、7回1死満塁では中越え2点二塁打。2本目は右から左へ吹く風にうまく白球を乗せた。

　「しっかりと走者を還せているのはいいこと。まだまだ精度を高めていきたい」。今季5番を任されることから、好機での一打が求められる。ただ、広い甲子園が本拠地である以上、右翼から左翼方向へ吹く「浜風」が大敵になる左打ちの佐藤輝に、多くの本塁打を期待するのは酷ともいえる。だからこの日のような逆方向への長打は大きな武器となる。

　岡田監督は「（森下が）相当、刺激になっとんな」とニヤリ。佐藤輝は「みんな刺激になっていると思うし、見ていて面白い選手」と話すにとどめたが、その相乗効果も追い風に、進化を続ける。