ヤクルト・元山 2発で遊撃争いアピール 昨季ブレークの後輩・長岡に挑戦状

[ 2023年2月20日 05:30 ]

練習試合   ヤクルト9-8ロッテ ( 2023年2月19日    浦添 )

<ヤ・ロ>6回、元山はソロを放ちナインの出迎えに笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 昨年の悔しさを晴らしたい。ヤクルトの3年目・元山が2本塁打を含む3安打2打点と猛アピールだ。2回に種市から右中間へソロを放つと、6回にも坂本から右越えソロ。8回は「自分はホームランバッターではないので」と中前打し、しぶとい打撃も披露した。

 今キャンプでは大松打撃コーチと新たな試みに取り組む。「右利きなので、右下半身の感覚が強かった。左半身で押し込むことを意識している」。対外試合3試合で9打数6安打(打率.667)、3本塁打3打点。過去2年間で通算4本塁打から覚醒の予感だ。

 1年目の21年は97試合に出場したが、2年目の昨季は13試合出場で打率.148。「昨年は自分がいたい(遊撃の)場所に長岡がずっといた。今年はそこにいられるように」。この日は二塁で先発し、6回から遊撃に回った。「高いレベルで競争してほしい」と、高津監督もニンマリだ。(横市 勇)

 ▼ヤクルト・長岡(「5番・遊撃」で先発し、初回に2点二塁打、5回には適時三塁打)みんながライバルだが、自分のことで精いっぱい。何が何でもポジションをつかみにいくぞ、という気持ちは今年も一緒。

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2023年2月20日のニュース