代理人・ボラス氏　アスレチックス・藤浪の英語スピーチに「山を動かすとは…」

入団会見を行った（左から）マーク・コッツェー監督、デービッド・フォーストGM、藤浪晋太郎、スコット・ボラス代理人（撮影・笹田幸嗣通信員）
Photo By スポニチ

　阪神からポスティングシステムでアスレチックスに入団した藤浪晋太郎投手（28）が17日（日本時間18日）、球団事務所で入団会見を行った。1分25秒に及ぶ英語スピーチでは、米国でもなじみ深い富士山にちなんで「Fuji」と呼んでほしいと話し、流ちょうな発音が絶賛された。会見では抜群の返しを連発し、地元メディアから拍手喝采を浴びた。同学年で同地区のエンゼルス・大谷翔平投手（28）との対戦も改めて熱望した。

　代理人のスコット・ボラス氏は「富士山をここに持ち込んだつもりはない。山を動かすとは思っていなかった」とアメリカンジョークで藤浪の入団会見を振り返った。「フジには高い能力がある。彼にとってメジャーでプレーすることがゴールの一つでもあった。今日は特別な日」と感慨深げ。チームには若手有望株が多く「このチームで成長する選手は多い。フジは多くのことを学べるだろう」と期待した。