落合博満氏 正月スポーツの“華”の一つに「誘われましたよ」も「あの練習見てたら…」

[ 2023年1月3日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が3日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。年始の風物詩である「正月スポーツ」について、意外な過去の“勧誘話”やNHKのサンデースポーツ出演でもおなじみの“スポーツ評”を語った。

 日本の正月の風物詩であるさまざまなスポーツのビッグイベントについて落合氏は「実業団の駅伝から始まって、箱根駅伝があって、高校サッカーがあって高校ラグビーがあって…まあ、時間があれば見るけどね」とスラスラと競技名を語り、「昔はサッカーの天皇杯があったんだけど、今10月か11月にやるようになっちゃったでしょ(2022年は10月16日に行われJ2で18位の甲府が優勝)。だから、それがちょっと残念ではあるんだけども。まあ、正月っていったらほんとスポーツ目白押しだよね」とさすがの博学ぶりを披露した。

 そんな中、秋田工業出身の落合氏は「高校ラグビーはね、秋田工業のやる試合っていうのは中々テレビに映らなくてね。まあ、優勝から遠ざかって50年くらいになるんじゃないかな(優勝回数は史上最多の15回で、最後の優勝は1987年)。昔は優勝できなかったら帰ってくるなってっていうふうなことを言われたぐらいの学校だから。それが最近は出るだけにとどまっちゃっている感じでね。まあ、それだけよその学校が強くなったっていうのと、高校に入るのに分散するようになったっていうのもあるんだろうと思うよ」と母校の今を分析。続けて「昔は100メートルや200メートルの全県(県大会)で優勝したやつがラグビーに入るとか、柔道で勝ったやつとかねラグビーをやるために秋田工業に入ってくるっていうのはあったけど。秋田工業のラグビーと秋田商業のサッカーっていうのは二本立てで考えられていたようなもんでね」と全国屈指の強さを誇った故郷の“二大スポーツ”のいついても詳細に語った。

 ここで秋田工業時代にラグビー部に勧誘を受けなかった聞かれた落合氏は、首を横に振りながら「え~、誘われましたよ」とまさかのフェイント。しかしラグビー部に入ろうとは思わなかったとし「あの練習見てたら、きついわ」とポツリ。名門の厳しい練習が部に入ろうとしなかった理由と笑いながらも、高校ラグビーは「見ますよ。ちょうど大学のラグビーもあるでしょ。どっちかって言えば(サッカーよりも)ラグビーの方が好きだけどね」とラグビー愛を語り、「それだけ身近に感じていたっていうことなんだろうと思うけど」と締めた。

 今年はラグビーのワールドカップも行われる。落合氏は「そういう意味では盛り上がるんじゃないのかな。2019年、あれだけ盛り上がったんだから。まあ、サッカー(W杯)がこれだけ盛り上がったんだから。ラグビーも盛り上がるでしょう」と期待を口にした。

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2023年1月3日のニュース