松坂大輔氏「いつかは同じユニホームを着たい」 「涙が…」万感の清原氏が提案した球団に苦笑い

[ 2022年11月11日 21:05 ]

松坂大輔氏
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 西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏(42)が11日夜に自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。松坂氏が「僕にとって特別な存在の人」という清原和博氏(55)との対談で、将来の夢を語った。

 ともに甲子園の大スターとして高校卒業と同時にパ・リーグの盟主・西武に入団しながら、同じユニホームを着ることがなかった2人の怪物。99年デビューの松坂氏は「ライオンズに入った時に、ちょっと遅かったと思ったんです」と回顧。97年オフから巨人に移籍した清原氏も「初対決から…こうやってお互い引退してね、話をすることなんか夢にも思ってなかったね」と感慨深げに話した。

 ここでスタッフから「これから2人で協力して一緒にやりたいことはありますか」と問いかけられた。清原氏は「今現在、野球をやっている選手にとって、僕はその選手たちのお父さん世代なのでね」と前置きした上で「やっぱり松坂投手にはね、松坂世代を見て野球をやってきた選手が多いと思うのでね。技術、メカニックな部分はもちろんのこと、バッターに相まみえるメンタルの部分とかをね。またセ・リーグであれば、今年、村上選手が3冠王を獲ったんですけども、“それに向かっていけよ”みたいなことを選手たちに伝えていってほしいですね」と松坂氏に対する今後の野球界での役割に大きな期待を寄せた。

 清原氏の思いを真剣な表情で聞いていた松坂氏は「いつかは、同じユニホームを着たいですね」と笑顔で新たな“夢”を語った。後輩の熱い思いを知った清原氏は「そう言ってくれてね、凄いありがたいんですよ。もう、涙出るほどうれしい…やっぱりそれまで、僕は頑張らなければいけない。社会的信頼・信用をもう一回取り戻したらね、そういうチャンスがあるかもしれないという夢を抱きながら僕は日々過ごしていきたい。松坂投手、ちょっと待っててください」と鋭い眼差しで決意を語った。

 いつか同じユニホームを着るとしたらどの球団か――。松坂氏が少し間を取って「やっぱりライ…」と話し始めた瞬間、清原氏が「ジャイアンツの方がいいか?」といたずらっぽい笑みを浮かべながら松坂氏に語り掛けた。「ジャイアンツ!!ここでジャイアンツですか?!」と爆笑する松坂氏に、「ジャイアンツ入りたかったでしょ?」と畳みかけた清原氏。偉大な先輩の“口撃”にタジタジながら松坂氏は「僕はジャイアンツに入りたかったです」と笑顔を見せた。続けて「じゃあ、ジャイアンツの…」と言いかけて「大変なことになりますね、コレ」と再び大爆笑。「清原さんも最初に入団したチーム、僕も最初に入団したチーム…でやっぱりライオンズのユニホームですかね。やっぱりそれを見たいと言ってくれる人もいますし、いつかその日が来たら最高ですね」と2人の原点でもある“西武愛”を語りながら、憧れの先輩との夢の対談を心から楽しんでいた。

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