「剛腕」ボラス氏 吉田正メジャー契約に「自信は余りあるほどある」 出塁率の高さにヤンキースも注目?

[ 2022年11月11日 05:00 ]

オリックス・吉田正
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 大物代理人スコット・ボラス氏(70)が9日(日本時間10日)、ポスティングシステムでメジャー移籍を希望しているオリックスの吉田正尚外野手(29)の代理人を務めることを明かした。2日目を迎えた大リーグの球団幹部や代理人らが集まるGM会議の会場で取材対応し、メジャー契約獲得に自信を見せた。

 70歳を迎えても「剛腕」と呼ばれる威圧感は健在だ。かつて松坂大輔氏(本紙評論家)、現在もハーパー(フィリーズ)ら多くのスター選手を顧客に持つボラス氏は、吉田正のメジャー契約の獲得に「自信は余りあるほどある」と言い切った。

 吉田正は通算133本塁打、打率・327に加えて、6年連続で出塁率4割以上をマーク。さらに今季も規定打席到達者ではリーグ最少の41三振と、三振の少なさも特長の一つだ。同氏は「日本で三振が多い選手は米国でもっと三振する。だから出塁率の高い“コンタクトヒッター”は(米国で)好意的に捉えられる。その実績があり、本物の需要がある」と説明。今オフの移籍市場は、出塁率の高い打者の人気が高いとした。

 この日、地元のニューヨーク・ポスト紙が吉田正の記事を掲載するなど、移籍候補の一つと報じられるのがヤンキース。ボラス氏も「出塁率の高い選手を求めている球団は興味を持つ。ヤンキース打線を見てみればいい」と今季リーグ2位の出塁率・325だったヤ軍の名を挙げた。

 ヤ軍は主砲ジャッジがFAで去就が不透明。ブライアン・キャッシュマンGMは吉田正について「まだ話せない」としたが「一塁手、右翼手、左翼手の獲得を狙っている。日本選手にとってニューヨークは素晴らしい場所」と含みを持たせた。

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