憧れイチローと同じ舞台へ ソフトB・千賀の決意「自分を高める努力怠らずに日々過ごしたい」

[ 2022年11月11日 05:00 ]

ソフトバンク・千賀
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 海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー挑戦を表明しているソフトバンク・千賀滉大投手(29)が10日、球団を通じてコメントを発表した。17年WBC出場をきっかけに目指してきた夢舞台に向け、決意を新たにした。

 「ずっとMLBでプレーすることへの思いを持ち、それをかなえるための行動をしてきました。いろんなことに適応するためのチャレンジをしてきたし、自身を変える強さも持てた」。同大会で千賀は4試合に登板し、計11回を投げ、防御率0・82。日本から唯一、大会ベストナインにも選出されている。

 憧れの背中だったイチローと同じ舞台に立つ。こう語ったことがある。「凄いなと思って、見ているだけでした。(憧れたのは)イチローさんが行き始めてからです」。夢を追い、進化を求め続けた。

 この日、オンライン対応した三笠GMは「GMの立場としてはホークスに残って一緒に世界一を目指してほしかったけど、本人が得た権利。過去メジャーに行った先輩に負けないように」と背中を押し、「また戦力として帰って来てもらいたい」と再会を心待ちにした。代理人のウルフ氏によると、千賀は大都市の強豪球団への移籍を希望。条件を満たすヤンキース、同じニューヨークで戦う今季101勝のメッツ、西海岸ではロサンゼルスが本拠の強豪ドジャースなども候補となりそうだ。

 10年に育成4位でソフトバンクに入り、日本を代表する右腕に上り詰めた。「球団には、これからの挑戦を応援していると言ってもらった。自分を高めるための努力を怠らずに日々過ごしたい」。育成出身初のメジャーリーガーへ。感謝を胸に海を渡る。

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2022年11月11日のニュース