Honda熊本がサヨナラ勝ちで初戦突破 稲垣4安打2打点!ソフトB今宮と09年夏の甲子園8強

[ 2022年11月5日 06:00 ]

社会人野球日本選手権1回戦   Honda熊本3─2SUBARU ( 2022年11月4日    京セラD )

<社会人野球日本選手権 Honda熊本・SUBARU>サヨナラ勝利に歓喜のHonda熊本ナイン(撮影・平嶋 理子)
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 1回戦最後の試合はHonda熊本がSUBARUとの接戦をサヨナラで制し、2回戦へ進んだ。11年目の稲垣翔太内野手(29)が4安打2打点と活躍し、勝利に貢献した。

 09年夏の甲子園で2学年上だったソフトバンク・今宮とともに明豊の8強に貢献した稲垣は、入社11年目を迎えたが、持ち味のフルスイングは衰え知らずだ。4安打2打点と初戦突破に貢献した。

 「相手の投手に対してデータだったり、準備で(手を)抜かずにしっかりできているのがきょう打てた要因。全員でとった3点」

 初回2死無走者から豪快なスイングで右中間へ三塁打を放つと、1点劣勢の3回は1死二、三塁から「ゴロを意識した」とベテランらしい技ありの中前適時打。5回2死無走者から中前打を放てば、再び1点を追う展開だった7回2死一、三塁は投手を強襲する適時内野安打を放った。

 2―2のまま迎えた9回は1死一、三塁から四球を選ぶと、その投球が暴投となって勝ち越しの走者が生還。思わぬ形でのサヨナラ勝利に「“やったフォアボールだな”と思ったら、ベンチ盛り上がってたんでどうしたのかなと。(一塁へ向かう)真ん中らへんで(次の打者の)“古寺頑張れよ”って言おうとしたらおお、みたいな」と笑顔を見せた。

 日本通運でプレーする弟・誠也は1回戦のカナフレックス戦で同じ3番で出場し、3安打2打点。安打で上回って威厳を示した兄は「負けてられないですね」と意気込んだ。今夏の都市対抗野球1回戦の鷺宮製作所戦で2本塁打した主砲は、この大会でも大暴れの予感を漂わせている。

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2022年11月5日のニュース