東芝・大庭 楽天ドラ2・小孫から「人生初」サヨナラ打 「信じられない。決めることができて良かった」

[ 2022年11月5日 06:00 ]

第47回社会人野球日本選手権大会・第6日2回戦   東芝1-0鷺宮製作所 ( 2022年11月4日    京セラD )

<東芝・鷺宮製作所>9回、東芝・大庭は右前にサヨナラ打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。2回戦では東芝が9回1死満塁から大庭樹也内野手(24)が右前にサヨナラ打を放って鷺宮製作所を1―0で下して準々決勝に進出した。

 気合で放った大庭の打球が右前に落ちた。9回1死満塁から「野球人生で初めて」というサヨナラ打。楽天からドラフト2位指名を受けた小孫の148キロを逆方向へと運んだ。手荒い祝福を受け「信じられない。決めることができて良かった」と笑顔で振り返った。

 出番も突然だった。直前の9回2死一、三塁のピンチで一塁手の福山がファウルの飛球を追った際に左膝を負傷。守備位置を変更することになり、遊撃で途中出場した。巡ってきたチャンスで響かせた快音。平馬淳監督も「最も練習してきた選手。期待半分だけど、やってくれると思っていた」と目を細めた。

 ヤクルトからドラフト1位指名を受けた吉村も好救援で勝利に貢献した。8回1死二塁の場面で2番手で登板。「打たれるわけにはいかない」と気合でピンチを脱出すると9回2死二、三塁でも無失点。最速151キロの直球とフォークで得点を許さずに流れを呼び込み「大庭が打ってくれて本当にうれしい。優勝に向けて投げるだけ」と頂点を見据えた。(鈴木 光)

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2022年11月5日のニュース