オリックス・宮城 飛躍のきっかけは「開幕2戦目の西武戦」 捕手・伏見を驚かせた“裏話”も明かす

[ 2021年12月30日 22:30 ]

オリックスの宮城投手
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 インターネット放送「ABEMA(アベマ)」で30日に放送された「ABEMAバズ!パ・リーグ 2021年年末SP」(後8・00~)にオリックスの宮城大弥投手(20)がVTRで出演。プロ2年目ながら13勝を挙げた飛躍の1年を「西武戦(開幕)2戦目に勝利したことが(活躍出来た)きっかけになったんじゃないかと思います」と振り返った。

 宮城は今季開幕から5連勝を挙げるなど順調に勝ち星増やし、8月13日のロッテ戦(〇6―3)の勝利により両リーグ最速の10勝目をマーク。防御率、勝利数、勝率は沢村賞投手のエース山本由伸に次ぐリーグ2位の成績を残し、チームを25年ぶりリーグ優勝に導く活躍を見せた。それでも本人は「後半戦の失速がなければ…」と渋い表情。9月は未勝利に終わったことなどを反省しつつ「少し考えすぎた部分っていうのもあったんじゃないかな。ネガティブ思考が多かったので。そこはポジティブ思考に持っていけたら、もっといい方向、良い成績が出たんじゃないかと思います」とコメントした。

 今季の飛躍については「西武戦(開幕)2戦目を勝利したことが、きっかけになったんじゃないかと思います。あの試合でちょっと自分に自信が持てましたので」と7回5安打2失点(自責点1)で今季初勝利をマークした試合をポイントに挙げた。その理由について「初戦を由伸さんで落としちゃって2戦目ちょっとイヤな雰囲気、まぁ僕の中でなんですけど。ちょっとイヤな雰囲気も感じながらだったんですが、なんかいい感じに初回から投げられて、あんまり不安とかもなく投げ切れた」と説明。

 さらに最も自信がついたというシーンについて「山川さんの時の空振り三振」と紹介。4回走者なしで山川を迎えた場面、追い込んでから5球ファウル粘れたが最後は114キロのカーブで空振り三振。「最後スライダーのサインで投げようと思った瞬間にカーブに変えました。僕の勝手な判断ですけど(投げてる途中に)切り替えて空振り三振取れて良かったなと」という驚きの“裏話”を披露。前の打席に打たれていた“スライダー”を投げる瞬間に嫌なイメージが頭のなかをよぎったことで、急きょカーブに変えて三振を奪ったと説明した。

 このいきなりの変更に捕手の伏見からは「何で変えた?」と驚いていた様子で聞かれたそうだが、上記の理由を説明し謝罪すると「そういうちゃんとした意思があるなら全然いいよ」と納得してくれたもよう。宮城は“女房役”の大人の対応に感謝していた。

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2021年12月30日のニュース