巨人育成6位・菊地の夢 故郷・佐渡島の観光大使に「しっかり結果を出した上でそうなれれば」

[ 2021年11月23日 05:30 ]

クリスマスツリーの前でポーズを取る育成6位の菊地(球団提供)
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 その右腕で佐渡を盛り上げる。巨人から育成6位指名を受けた桐蔭横浜大・菊地が、横浜市内のホテルで支度金290万円、年俸400万円で仮契約。新潟・佐渡島出身初のプロ野球選手は「自分が活躍することで地元が活気づくと思う。期待を裏切らないようにしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 生粋の佐渡っ子だ。実家の裏には特別天然記念物のトキが現れるほど自然豊かな島で18歳まで過ごし、初めて電車に乗ったのは大学進学時。「ご飯(お米)がおいしい」と魅力を語り、母のカレーライスで1メートル86の長身に育った。佐渡高時には指名漏れを経験。それでも「佐渡の子供たちに夢を与えたい」と大学4年間で最速150キロ右腕に成長した。

 まずは支配下を勝ち取り、その先に目指すのは「おらが島」の顔だ。戸郷やオリックス・山本ら、故郷の観光大使に就任している選手がいる中で「しっかり結果を出した上でそうなれれば」と目を輝かせた。総人口約5万人は、東京ドームの満員と同程度。「1軍で活躍している姿を見せる」。島民とG党の期待に応える。(小野寺 大)

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2021年11月23日のニュース