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阪神・佐藤輝 本塁打王の資質あり 王、ボンズと同じ4スタンス理論は「A2」タイプ 進化へ指導受ける

[ 2021年11月23日 05:30 ]

藤井康コーチ(左)の指導を受ける佐藤輝(撮影・北條 貴史)
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 輝は「世界の王」タイプ!阪神の秋季練習第4クール初日の22日、佐藤輝明内野手(22)が「4スタンス理論」で王貞治やバリー・ボンズ、ソフトバンク・柳田らスラッガーに共通する「A2」タイプであることが判明した。その結果を踏まえ、藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ(59)から約1時間の密着指導を受けた。大砲は2年目のジンクス打破へ同理論を取り入れて、さらなる進化を図る方針だ。

 佐藤輝は約1時間にわたった藤井康コーチからの指導に、熱心に耳を傾けた。さらなる進化への「足がかり」を見いだしたからだ。

 「一つの引き出しとして、試したいなと思っている。(スイングの時に重心が)左足に残り過ぎというか、キャッチャー側に倒れていくのはあまり良くないと言われた。確かにそういうふうになっているなと思った」

 藤井康コーチが指導に用いる「4スタンス理論」。その分類の結果、佐藤輝は世界記録の通算868本塁打の王貞治、メジャー歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ、現役ではソフトバンク・柳田らと同じ「A2(爪先外側)」タイプであることが判明した。国内外問わず、そうそうたるスラッガーと同じ特性を持つことが分かったわけだ。

 その分類結果を踏まえた打撃指導で、さっそくメスも入った。腕を振って歩く姿勢から体をひねってスイングする動き、右足を上げてタイミングを取る際の姿勢…約30分にわたり細かくチェックが入った。さらにその後、ティー打撃を行いながら助言も受けた。計1時間。藤井康コーチは佐藤輝の「A2」タイプの特徴を「ポイントが前ということ。投手寄りでボールをさばくタイプという感じ」と説明した。それが、さらなる進化への大きなヒントとなる。

 今季は球団新人最多24本塁打を放った一方で173三振。特に後半戦はリーグワースト59打席連続無安打の不振も味わった。来季、同じ轍(てつ)を踏まないためにもオリックス・T―岡田、吉田正、ソフトバンク・柳田らを育てた名伯楽の教えを吸収し、フォーム修正に努める構えだ。

 「感覚には合っているような気はしたんで良いかなと思う。藤井さんに聞きながらやっていきたい」と佐藤輝。さらなるスケールアップを遂げ、2年目のジンクスを打破してみせる。(長谷川 凡記)

 《特別講義開く》22日の練習前には藤井康1、2軍巡回打撃コーチが講師役を務め、「4スタンス理論」の特別講義が開かれた。雨天でグラウンドが使用できず秋季練習に参加する投手、野手が甲子園球場の室内練習場に全員集合したため、その機会を利用して約1時間がさかれた。「これから指導していく中で“こういうやり方で行きます”という理論の基礎を話した」と同コーチ。受講した矢野監督も「何でも(役に)立つよ。めちゃくちゃ大事」と、4スタンス理論のススメを説いた。

 ▽4スタンス理論 人の身体特性に応じた適切な体の使い方は、生まれつき4種類存在するという理論。広戸聡一氏が提唱して広まった。スタンス(立ち方)は自然に重心位置が異なり、それを「爪先側(A)」「かかと側(B)」「内側(1)」「外側(2)」のA1、A2、B1、B2タイプに分類。立ち方や体の形、動かす各部位の順序などで選別。4タイプにスポーツのパフォーマンスにおける優劣はなく、個々の特性を理解して体を動かすことで最大限の力を出すことを目指す。

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