広島期待の大砲候補・正随 今季1号が逆転V3ラン!2試合連続3番起用に応えた「やれると思っていた」

[ 2021年9月16日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5-3中日 ( 2021年9月15日    バンテリンD )

<中・広22>7回1死一、二塁、正随は逆転となる左越え3ランホームランを放ち、野間(左)と笑顔でタッチ(撮影・椎名 航)
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 広島・正随優弥外野手(25)が15日の中日戦で逆転勝利の立役者となった。2試合連続の3番抜てきに応え、2点を追う7回に左翼へ今季1号逆転3ラン。5回にも右前適時打を放ち2安打4打点の活躍だった。3番手の森浦に幸運な3勝目が付き、11日ぶりに登板した栗林は24セーブ目。チームは連敗を4で止め、自力でのクライマックス・シリーズ(CS)進出の可能性が消滅する危機を回避した。

 まさに起死回生の一発だ。連敗中の重苦しい空気に包まれた2点を追う7回1死一、二塁で正随が今季1号逆転3ラン。中日の3番手・福が投じた初球の内角低め直球を振り抜くと、快音を発したライナー性の打球は瞬時に敵地の左翼ポール際へ吸い込まれた。

 「チャンスだったので積極的に行こうと思っていました。感触が良かったので(フェンスは)確実に越えたな…と。今はちょっとホッとしています」

 反撃のノロシを上げたのも正随だった。3点劣勢の5回2死一、二塁。先発・笠原の内角直球に詰まりながらも右前へ運び、代打で左前打を放った二走・田中広を生還させた。チームの連敗を4で止める2安打4打点。3番打者の仕事だった。

 「(安打が)なかなか出なかったので苦しかったけど、あの1本(右前適時打)で少し楽になりました」

 3年目の今季はウエスタン・リーグで打率・293、11本塁打、40打点をマーク。9日に昇格し、2度の代打出場を経て、前日14日にプロ初の3番に抜てきされ、今季2試合目の先発を果たした。4打数無安打に終わったものの、25歳は冷静に自己分析していた。

 「昨日は結構ブリブリ振ってしまった。そこを改善できたら、ある程度はやれるかな…と思っていました。感覚は悪くないので」

 期待の大砲候補とはいえ、試合前の時点で打率・083。それでも思い切って2試合連続で3番に指名した佐々岡監督は「あの一発は大きかった。この2試合は(相手先発が)左なので、正随と決めていた。本当によく打ったね」と目を細めた。

 昨年9月18日のヤクルト戦で、プロ初安打となる代打アーチを架けてから1年。今春の沖縄1軍キャンプで壁に突き当たり、打撃改造に取り組んだ。上半身から下半身始動へ。一念発起してタイミングの取り方を変えた。

 「このままではダメだなと思い、ガラッと変えた。下半身で取るようにしてからバタバタしなくなり、良くなった感じがあります」

 同期では小園、林が先行する。「刺激はもらっています」。追い付き追い越せ。強打の25歳。また1人、楽しみな若ゴイが現れた。(江尾 卓也)

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