堀内さん 米国戦のマー君を高評価「日本のピッチャー陣は観て学んでもらいたい」 誠也にも感服

[ 2021年8月3日 16:34 ]

堀内恒夫氏
Photo By スポニチ

 元巨人監督で野球解説者の堀内恒夫さん(73)が3日、自身のブログを更新。前日2日に行われた東京五輪野球準々決勝・米国戦(横浜)で9回に1点差を追いつき、タイブレークとなった延長10回に劇的なサヨナラ勝ちを決めた侍ジャパンを祝福した。

 「初戦を思い出すような綱渡りみたいな展開だったね」とドミニカ共和国との初戦に続いて今大会2度目のサヨナラ勝ちにまずは触れた堀内さん。「数字だけ追っかけていくと弱いんだか強いんだかちょっとわからなくなるけど(笑)」と冗談めかしつつ「最後にきてひっくり返せるんだから強いチームなんだろうね。とは言え地元で勝たねば、という気持ちがよくわかる試合だった」と最後まで諦めず勝利をもぎ取った侍ジャパンを称賛した。

 そして、8年ぶりに日本球界へ復帰したメジャー通算78勝の楽天・田中将大投手(32)が米国戦に先発して4回途中3失点降板したことについては「たまたま甘くなって打たれて点取られたけど外国人の打ち取り方が抜群だった」と高評価。「ストライクを投げない。外側へフォーク、スライダー。この抑え方は勉強に値するピッチングだ。もう1回投げるだろうからぜひ、日本のピッチャー陣は観て学んでもらいたい」と続けた。

 また、「俺が昨日の試合1番のポイントをあげるとするならば5回裏」として「鈴木誠也くんのホームランだね」と開幕から12打席目での五輪初安打が左中間スタンドへの特大アーチとなった主砲・鈴木誠也外野手(26=広島)の一発を挙げた堀内さん。「2点先制した後、3点取られて逆転されすぐ同点に追いついたのにまたすぐ3点差をつけられた。普通なら、ここで止まりそうなものだけど先頭バッターでホームランを打ち食らいついていく姿勢を見せた。まだ2点差あったとしても価値ある1点だと思いましたよ」と主砲らしい一発を称えていた。

続きを表示

2021年8月3日のニュース