ロバーツ監督「全力疾走が見られて良かった」 大谷翔平“幻のランニングHR”に笑み 完全復調も実感

[ 2026年5月17日 14:21 ]

インターリーグ   ドジャース15―2エンゼルス ( 2026年5月16日    アナハイム )

試合前、報道陣の取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督(撮影・奥田 秀樹通信員)
Photo By スポニチ

 ドジャースは16日(日本時間17日)、エンゼルス戦に大勝し、連勝を4に伸ばした。大谷翔平投手(31)は今季初の三塁打を放つなど、4打数2安打5打点を記録。2四球を選び、今季6個目の盗塁を記録するなど走守で勝利に貢献した。今季の成績は打率.247、7本塁打、22打点となった。デーブ・ロバーツ監督(53)は大谷の打撃の復調ぶりについて語った。

 大谷は初回の第1打席では確実に四球を選んで出塁。次打者・ベッツの左前で三進し、1死後に4番・スミスの右犠飛で先制のホームを踏んだ。1―0の3回1死からの2打席目は、自打球をワンバウンドで左すね付近に当て、絶叫する場面もあったが、しっかりと投球を見極めてフルカウントから四球で出塁。ベッツの初球に、すぐさま二盗を成功させ、今季6個目の盗塁を記録した。

 6回無死からの第3打席の二ゴロ、同2死二、三塁からの第4打席は右直に倒れたが、終盤に確実に結果を出した。6―2で迎えた8回2死一、二塁、エンゼルス・マノアの投じたチェンジアップを捉え、右翼線へ鋭いライナー性の安打を放った。打球はグラウンドでワンバウンドし、一塁側観客席前のネットに当たる。クッションボールが不規則となったことと、中継プレーが乱れたのを見て、大谷は一気に本塁を陥れた。ランニング本塁打かと思われたプレーだったが、記録はいったん保留。数分後に「三塁打」で、生還は右翼手・アデルの送球エラーと発表された。

 ロバーツ監督は「ここのグラウンドルールでは、ネットに当たってもインプレーです。だからそこは問題ではありませんでした。相手が何をチャレンジしていたのかはよく分かりませんでしたが、我々は心配していませんでした」としたうえで「全力疾走が見られて良かったです」と大谷が全力でダイヤモンドを駆け回る姿に見惚れた。

 指揮官は結果ではなく、プロセスに大谷の完全復調を見て取った。「私が一番感じたのは、最初に二塁打にしようとした時の彼の努力のレベルです。そしてそこからさらに走り続けた。そこが一番物語っていたと思います」。右翼線の打球を放ち、瞬時に二塁打にすることを考え、全力疾走に入った。「バットスピードも良かったし、スイングも良かった。打席内容も良かった。でもあの全力疾走を見ると、今はまだタンクに余力があるんだなと感じます」と笑みがこぼれた。

 13日(同14日)のジャイアンツ戦は今季4度目の投手専念で出場。翌14日(同15日)の同戦では今季初めてスタメンから外れ“完全休養日”として過ごし、打者として3試合ぶりの出場となった前日15日(同16日)の試合では第3打席で左越えにメジャー通算200二塁打を放った。この日で3試合連続の長打。調子とともに打球の角度も上向いてきた。

 「彼は今、自分のリズムを少し取り戻しているのだと思います。数日休ませることでリセットできればと期待していましたが、それが起きたのだと思います。体の状態が良くなり、バットもより速く出ているように見えます」とリフレッシュ効果を認めた。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年5月17日のニュース