巨人3年ぶり交流戦負け越し　菅野は今季最短2回2/3で4失点降板　幕張の風で制球定まらず

交流戦   巨人4―5ロッテ （ 2021年6月13日    ZOZOマリン ）

＜ロ・巨＞3回無死、荻野（左）に左越えソロ本塁打を浴びる菅野（撮影・木村　揚輔）
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　巨人は3年ぶりに交流戦を負け越した。2連勝を経て臨んだ最終戦で、菅野が4失点して今季最短の2回2/3で降板。原監督は「甲子園の決勝戦のような気持ちで全員いきましたけどね。先発ピッチャーがゲームをつくれなかった。4点というのが自分の中でデッドラインと思った」と早期交代の理由を語った。

　風速は8メートル前後で、菅野にとって向かい風だった。宮本投手チーフコーチは「幕張の風に悩まされた」と分析した。変化球の曲がりが大きくなり、制球が定まらない。初回に2者連続四球と暴投が絡んで2失点。3回もソロ本塁打など3安打を集中された。坂本の2点適時打などで反撃したが、及ばなかった。

　首位・阪神とは7ゲーム差に開き、ヤクルトに同率で2位に並ばれた。「やるべきことをしっかりやって次に行くしかない」と菅野。中6日で向かう予定の次回登板、20日阪神戦（甲子園）に目を向けた。（神田　佑）