広島・薮田に「非情継投」 今季初勝利の権利まであと1死で降板 2番手・コルニエルが同点打献上

[ 2021年6月14日 19:53 ]

交流戦   広島―西武 ( 2021年6月14日    マツダ )

<広・西(2)>5回途中、降板する薮田(左) (撮影・奥 調)
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 広島が「非情采配」とも言える継投策で勝利への執念を見せた。

 2―1の5回。先発・薮田和樹投手(28)がこの回2つ目となる四球を与えて2死一、二塁としたところで、佐々岡監督が継投を決断した。

 薮田は今季初登板初先発。昨季10月22日の阪神戦以来となる白星を目指したが、勝利投手の権利まであと1死で無念の降板となった。4回までは呉念庭の適時打で1失点に抑えていたが、5回に投手の佐々木に四球を与えるなど乱調で、佐々岡監督が断を下した。

 しかし、2番手・コルニエルが森に左前への同点適時打を献上。継投策は奏功しなかった。薮田は4回2/3を3安打2失点、93球で5四球となった。

 チームして、先発投手が勝利投手となるのは、5月19日の九里(対巨人)を最後に15試合連続で生まれていなかったが、16戦目も先発投手に白星は付かなかった。

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