DeNA自力V消滅 42戦目は球団ワースト2位タイ、5月14日での消滅は球団史上最速の屈辱

[ 2021年5月14日 21:29 ]

セ・リーグ   DeNA2ー9広島 ( 2021年5月14日    マツダ )

<広・D>4回途中、降板するロメロ(撮影・奥 調)
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 DeNAは14日、広島(マツダ)と対戦し2―9で敗れて4連敗(1分け挟む)。この日、首位の阪神が巨人に勝利したため、DeNAは早くも自力Vが消滅した。

 今季2度目の先発となったロメロは味方の拙守に泣いた。2回に一塁手・ソト、二塁手・牧の連続悪送球で無死二、三塁のピンチを招くと、小園に初球の浮いたチェンジアップを捉えられて先制を許した。さらに2死満塁の場面では羽月に右二塁打を浴びて、この回3失点した。

 味方打線は3点を先制された直後の3回に3連打などで1点を奪い、なおも無死一、三塁の好機。3番・オースティンが一二塁間を抜くかという当たりを放つが、名手菊池涼が追いつきアウト。その間に得点を奪い1点差に迫った。

 しかし、ロメロが4回に安打と2四球の2死満塁から松山に中前打を浴びて2失点。4回もたず5失点で降板となった。その後は7回に登板した4番手・三上が3失点。さらに8回には5番手・伊勢が押し出し四球で失点と、終盤にも得点を奪われて勝負を決められた。

 打線も3回以降は元気がなかった。広島の先発・高橋昂を捉えることができず、4回から6回まで無失点。2番手・コルニエルがマウンドに上がった7回には、先頭の宮崎が放った二遊間の鋭い打球を遊撃手の田中がダイビングキャッチから、素早く起き上がりアウトにする好プレーに阻まれて3者凡退。3番手・大道、4番手・森浦の前に見せ場を作れなかった。

 DeNAは首位の阪神が巨人に2―1で勝利したため自力Vが早くも消滅。球団では42試合目の消滅は76、89年に並ぶワースト2位タイ。最速の自力V消滅は54年洋松時代の32試合目(5月16日)で、5月14日での消滅は球団史上最も速い不名誉な数字となった。

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2021年5月14日のニュース