ソフトB ダル元同僚の1メートル96右腕、コリン・レイ獲得へ メジャー通算8勝

[ 2021年1月7日 05:31 ]

カブスのコリン・レイ(AP)
Photo By AP

 ソフトバンクがカブスのコリン・レイ投手(30)を獲得することが6日、分かった。近日中に正式発表される。メジャー通算8勝ながら1メートル96の長身右腕は先発候補で、5年連続日本一へ向け、ローテーションがさらに強化される。

 パドレスに移籍したダルビッシュと、昨季カブスで同僚だった右腕。この日、カブスの公式サイトが「NPB球団と契約するため自由契約となった」と伝えた。交渉相手はソフトバンクだった。

 レイは15年にパドレスでメジャーデビュー。16年に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。19年からカブスに在籍し、同年は3Aでリーグ最多の14勝を挙げ、120奪三振をマーク。20年8月に4年ぶりにメジャー復帰を果たした。メジャー通算35試合で8勝8敗、1ホールド、防御率4・79だが、長身から投げ下ろす平均150キロ台の剛球が魅力だ。

 チームの先発陣はバンデンハークの退団が濃厚。昨季加入し6勝を挙げた左腕ムーアとは、残留を基本線に交渉を継続中となっている。一方で現時点でも今季の先発ローテ―ションは千賀、石川、東浜に加え、高橋礼が先発復帰する予定で、ベテランの和田も健在。伸び盛りの23歳で昨季4勝を挙げた笠谷らも控えており、レイの加入で厚みが増すことは確実だ。

 王貞治球団会長が「11球団が打倒ホークスで来る。2021年型の戦いが求められる」とチームの進化を求める今季。チーム力アップへ、新たなピースが加わる。

 ◆コリン・レイ 1990年7月1日生まれ、米アイオワ州出身の30歳。インディアナ州立大から11年ドラフト12巡目指名でパドレス入団。15年メジャーデビュー。その後、マーリンズ、再びパ軍を経て19年からカブスに在籍した。昨季は4年ぶりにメジャー登板&白星を記録した。メジャー通算35試合に登板し8勝8敗、防御率4・79。1メートル96、106キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2021年1月7日のニュース