阪神ドラ1・佐藤輝の目標は大きく「超一流」

[ 2021年1月7日 05:00 ]

持ち込んだマットレスを披露する佐藤輝(阪神球団提供)                                                 
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 阪神のドラフト1位・佐藤輝は球団を通じて、節目の一日にふさわしい目標を掲げた。

 
 「誰からも目標にされるというか、そういう超一流の選手になりたいと思います」
 
 夢の実現に欠かせないのが、西宮市内の実家近くにある「快眠ショップHATA 畑ふとん店」のマットレスだ。大学3年から特注で使用していた同店の寝具を、プロ仕様に特注し直した。
 
 「すごく自分にも合ってるなと思ってるんで、この虎風荘でも使いたいなと思いました。(使い心地は)めちゃくちゃ眠れます」
 
 父・博信さんらとともに寝具一式を「虎風荘」に持ち運んだ同店の畑雅友店長(49)は、徹底サポートに自信を見せる。普段使用するものだけでなく、遠征用のポータブルサイズや特注の枕、掛け布団も用意。「夏でも冬でも快適に寝られる準備は完全にできました」と胸を張る。「これから厳しいことに直面することが多々あると思いますが、せめて寝るときは熟睡して、新しい日をベストコンディションで迎えて欲しい。甲子園のグラウンドに立ってる姿を楽しみにしてます」。この日直接対面することはできなかったが、説明書に沿えたメモ書きに激励のメッセージを認めた。
 
 近大の田中秀昌監督からは「まず野球人の前に、社会人として社会のルールをしっかり守ってやっていけ」とエールを送られ、両親からは「いつも通りケガはしないように」と送り出された。新人合同自主トレに向けて「しっかり体を動かしていたんで。いけると思います。バッティングをしっかりアピールしていきたい」と鼻息は荒い。名前に負けない輝かしい活躍で、世話になった人々への恩を返す。(阪井 日向)

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2021年1月7日のニュース