広島・森下 球団新人では22年ぶり月間MVP受賞 新人王当確も慢心なし 早くも来季へ青写真

[ 2020年11月19日 05:30 ]

森下の広島
Photo By スポニチ

 セ、パ両リーグは18日、10、11月の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セは広島の森下暢仁投手(23)とDeNAのタイラー・オースティン内野手(29)、パは楽天の岸孝之投手(35)とソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)が選ばれた。ルーキーの森下とオースティンは初受賞、柳田は7度目、岸は4度目の受賞となった。4選手には大樹生命保険株式会社から賞金30万円などが贈られる。

 確実視される新人王受賞へ、見事なラストスパートだった。広島・森下は10月3日から今季終了までの登板5試合で4勝0敗。計37イニングで自責点1、防御率0・24と圧巻で球団新人では98年4月の小林幹英以来、4人目の栄誉に「1年目からチームにしっかり貢献できたのは、自分の中でもイメージ以上のことだったので本当にうれしい」と喜んだ。

 大瀬良が故障離脱、K・ジョンソンは不振に苦しむ中、ルーキーながらチームトップの10勝(3敗)を挙げ、防御率1・91は特筆もの。「本当にうまくいった一年だと思う。来年が心配」と冗談めかしつつ、オフは既に計画的な青写真を描いて実践する。

 「12月までは基本ノースロー。全身を強化し、レベルアップできれば…と」。シーズン中から継続する筋力トレの成果で「体は強くなっていると思う」。2年目に向け、さらなる強化を図る森下に慢心は一切ない。

 【その他の受賞者】
 ▼ソフトバンク・柳田(1シーズンで)2度も受賞できたのは本当に自信になるし、いいシーズンだったかな。
 ▼楽天・岸(10月以降は5勝を挙げたが)今年は迷惑を掛けた。ケガなく序盤からしっかり働けるようにしたい。
 ▼DeNA・オースティン 来季もDeNAでプレーできることを楽しみにしている。リーグ優勝を果たせるよう頑張る。

続きを表示

2020年11月19日のニュース