中日・大野雄 エース継承!チームでは11年吉見以来のバッテリー賞受賞「本当にうれしい」

[ 2020年11月19日 05:30 ]

プロ野球最優秀バッテリー賞受賞

最優秀バッテリー賞に輝いた中日の大野雄(左)と木下拓
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 エースのバトンを確かに受け継いだ。中日では11年の吉見―谷繁以来で自身初の受賞となった大野雄は「他にも素晴らしい候補がいた中、シーズン途中から年間バッテリー賞を受賞したいと意識していたので本当にうれしい」と胸を張った。

 最多勝、最高勝率こそ巨人・菅野に譲ったが、今季はリーグ最多148回2/3を投げ、防御率1・82、148奪三振は堂々のトップ。シーズン序盤こそ不振も7月31日ヤクルト戦で今季初勝利を完投で飾ると快進撃が始まった。球団記録に並ぶ5試合連続完投勝利を挙げるなど分業制が進んだ現代野球の中、シーズン10完投6完封だ。

 入団1年目の11年オフ、自主トレに誘ってくれたのが同年に同賞に輝いた吉見だった。「エースとはどういうものか、吉見さんの姿を見てやってきた」と心得を学んだ。偉大な先輩は今季限りで現役を引退しただけに「本当に自分がそういう立場にならないといけない」と力を込める。来季は11年以来10年ぶりのリーグ制覇を狙う。(徳原 麗奈)

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