メッツのカノがまた薬物違反 筋肉増強剤の使用で来季全試合出場停止処分 年俸没収

[ 2020年11月19日 08:29 ]

今季の全試合出場停止処分を科せられたメッツのロビンソン・カノ(AP)
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 今季打率・316、10本塁打をマークしていたメッツのロビンソン・カノ二塁手(38)が、筋肉増強剤「スタノゾール」の使用で来季のポストシーズンを含む来季の全試合出場停止処分という厳罰を科せられた。

 カノはマリナーズ時代の2018年5月、薬物使用を隠ぺいするために用いられる利尿剤「フロセミド」の使用で80試合の出場停止処分を科せられており今回が2度目の薬物違反。メッツでは10年契約の8年目だが、年俸2400万ドル(約25億円)は全額“没収”となる。この処分を受けてメッツ側は内外野兼用のユーティリティーだったジェフ・マクニール(28)を二塁で起用すると見られているが、ヤンキースからFAとなったDJ・ルメイヒュー(32)の獲得に積極的に動く可能性も出てきた。

 ドミニカ共和国出身のカノは2005年にヤンキースでメジャー・デビュー。2014年にマリナーズ、2019年にメッツに移籍していた。メジャー16シーズンで通算2234試合に出場し、打率・303、334本塁打という成績を残し、球宴には8回選出されている。

 2018年の薬物違反の際には「母国で医師から処方された薬を飲んだだけで、意図的な薬物使用ではない」と主張していたが、長期の出場停止処分を科せられていた。
 

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2020年11月19日のニュース