広島・佐々岡監督「悔しさは皆が感じている」 巨人に7勝12敗1分け 6年ぶり負け越し決定

[ 2020年10月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島1-6巨人 ( 2020年10月14日    東京ドーム )

<巨・広20>6回1死満塁 大城に2点適時打を打たれ降板する遠藤(右)(撮影・久冨木 修)
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 広島は14日の巨人戦に見せ場なく1―6で敗れ、同カード6年ぶりのシーズン負け越しが決まった。13日に菅野の13連勝を止めた打線が一転、会沢の7号ソロで得点しただけの散発3安打と沈黙。先発の遠藤も6回途中4失点と粘れず5敗目を喫し、チームの連勝は3で止まった。

 完敗だった。難敵・菅野に今季初黒星を付けた歓喜はわずか1日にして消滅し、G党の拍手と歓声を聞かされ続けた屈辱の2時間46分。打線は今季初先発の左腕・高橋に翻弄(ほんろう)され、見せ場は会沢の一発だけだった。

 1点を先制された直後の2回、2死から放った7号同点弾。カウント1―2からのスライダーを中堅左へ運び「追い込まれていたので何とか出塁しようと思った。コンパクトに捉えることができた」と自画自賛した。

 コンディション不良による離脱前の9月8日ヤクルト戦以来、36日ぶりにかけた待望のアーチ。いや、守備では4回、先頭・丸が放った二遊間へのゴロを名手・菊池涼が正確なジャンピングスローでアウトにするなど、見せ場を複数つくった。

 先発・遠藤が、しかし、粘り切れない。初回1死一塁で坂本の左中間二塁打で先制点を献上すると、同点の2回2死一塁でも投手の高橋に勝ち越し三塁打を浴びた。いずれも四球の走者。課題解決の糸口を見つけられず、右腕はうなだれる。

 「四球ですね…。制球面や粘り強さ、すべてが足りない。打たれることを怖がる自分がいる。どうにか打破しないといけない」

 1点劣勢の6回無死一、二塁では、自ら俊敏なバント処理で二走の三進を阻止しながら直後に四球を与え、大城に2点打を許して無念の降板。佐々岡監督は「四球絡みの失点だね。もうひと踏ん張りして成長してほしい」と期待を込めた。

 これで今季の巨人戦は7勝12敗1分け。4試合を残し、6年ぶりのカード負け越しが決まった。「悔しさは皆が感じている。明日が(東京)ドーム最終戦なので頑張りたい」と指揮官。圧倒したのは今や昔。勢力図を完全に塗り替えられた現実が寂しい。

 いや、発展途上の21歳はもちろん、リーグ3連覇を経験した戦士には、この悔しさが来季逆襲への糧になるはずだ。そう信じたい。(江尾 卓也)

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