ソフトB・武田、また背信…1回0/3で7失点KO 工藤監督「次をどうするか考えていかないと」

[ 2020年10月1日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3-9楽天 ( 2020年9月30日    楽天生命パーク )

<楽・ソ20>ソフトバンク先発・武田(撮影・吉田 剛)
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 発言の間に大きなため息が交じった。ソフトバンク・工藤監督は武田の2戦連続の背信投球を嘆いた。「勝負をしてほしかった。結果として出たので、これを受け止め、次をどうするか考えていかないといけない」と、次回は先発させない可能性にも言及した。

 初回、先頭からの2連打を浴び、わずか9球で先制を許した。1死後に暴投と連続四球で満塁とされ、銀次を迎えてまたも暴投。追加点を与えた後、野選も絡む2本の内野ゴロで続けざまに失点を許した。2回は先頭の9番・小郷にソロを浴びて、その後も無死一、三塁とピンチを招いて降板。1回0/3、4安打7失点。今季初黒星を喫した前回9月23日のオリックス戦でも3回6安打6失点(自責5)で、中6日で修正できず2連敗となった。

 「自分のせいで試合を壊してしまった。前回と同じ結果になってしまい、申し訳ないし情けない」。降板後のコメントも前回とほぼ同じだった。先発としては危険球退場した昨年5月1日の楽天戦以来となる最短の1回0/3で降板。自責点7は今季の先発陣ワーストの数字で、前夜に3カードぶりの初戦白星を引き寄せた千賀からの流れも壊した。

 9月を黒星で終了することになり、11勝13敗2分けで月間負け越しとなった。この日勝った2位・ロッテには勝率でわずかに上回るも、ゲーム差なしに詰め寄られた。「日々、新たに。これを引きずってはいけない。打線が打てていないわけではないので、投手がしっかり投げてくれれば試合にはなる」。工藤監督は自分に言い聞かせるように言葉をつなげた。

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