楽天・涌井、史上初のパ3球団で2桁勝利!新女房に石原指名「面白いかなと」

[ 2020年10月1日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天9-3ソフトバンク ( 2020年9月30日    楽天生命パーク )

<楽・ソ20>勝利投手の涌井は捕手・石原(手前)の頭をコツリ(撮影・吉田 剛)
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 楽天・涌井は顔色一つ変えない。6回には柳田の打球が右足に当たるアクシデントもあったが、8回を投げ切った。「長いことやっているので、終盤戦の大事さも分かっている」。長くマウンドに立ち続けるのが先発の役目。3球団で16年戦ってきた涌井の信念がそこにある。

 9日の前回対戦で8失点と打ち込まれたソフトバンクが相手とあって「さすがに2回連続でやられるわけにはいかない」とリベンジに燃えていた。負けられない一戦。だが、そんな中でも探究心も忘れない。ずっとバッテリーを組んできた太田が左肩関節唇損傷故障で離脱し、新たな女房役に高卒4年目の石原を指名した。「ひらめきで。こいつと組んだら面白いかなと思って」と笑った。

 海の向こうのライバルに刺激をもらう。同じ86年生まれのカブス・ダルビッシュだ。今季は日本人で初めて最多勝に輝き「やっとだね」と祝福のメッセージを送った。「やっている国は違うけど、あいつが意識してくれるように頑張りたいと陰で思っている」。自身も4度目、そして史上初の3球団での最多勝へ歩を進める。

 8回6安打2失点でチームの連敗を4で止め、ハーラートップとなる節目の10勝目。4年ぶりで、パ3球団目での2桁勝利に「開幕してまず目指すのが規定投球回と2桁。先発としての区切り。それが達成できて良かった」と話した後「まだ投げる機会があるので全部勝ちたい」と力を込めた。首位ソフトバンクまで5・5ゲーム差。勝ち続けることでしか道が開けないことは分かっている。(重光 晋太郎)

 ○…新加入の涌井(楽)が10勝目。楽天移籍1年目では、これまで05年岩隈(現巨人)の9勝が最多となっており、初の10勝到達になった。また、自身の2桁勝利は西武時代の06~10年、ロッテ時代の15、16年以来8度目。所属3球団での2桁勝利は、野村収の4球団(ロ、日、大洋、神)を筆頭に史上15人目。うち、同一リーグの3球団で達成したのは、1リーグ時代の石田光彦、野口二郎に次ぎ3人目で、パの3球団では涌井が初めてだ。なお、パの勝利部門では美馬(ロ=8勝)に2勝差をつけトップ。西武時代の07、09年、ロッテ時代の15年に次ぐ史上初の3球団での最多勝も見えてきた。

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