議論過熱の「大谷ルール」 ジャイアンツ監督はドジャースが「うまく活用している」も本音は「平等がいい」

[ 2026年5月12日 09:54 ]

ドジャース戦の試合前に取材に応じるジャイアンツのトニー・ビテロ監督(撮影・奥田 秀樹通信員)
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 ジャイアンツのトニー・ビテロ監督が11日(日本時間12日)、敵地でのドジャース戦の試合前に取材対応。「大谷ルール」に言及した。

 メディアから「大谷ルール」について、個人的にどう思うか問われたビテロ監督は「いい質問。議論するには面白いテーマだと思う」とし「彼は非常に特殊な才能を持った選手。おそらく唯一無二の存在。つまり、極めて特殊な外れ値の才能。だから、それに対応するルール上の扱いも、極めて特殊な外れ値になる。そう呼びたいなら、ルールをうまく活用している形とも言えるだろう」と大谷という特別な存在だからこそのルールと私見を述べた。

 続けて「社会全体の仕組みをたった1人の人物に合わせて作ったら、おそらく誰も満足しないだろう。失礼な意味ではないが、私たちの誰もその『1人』ではないから。だから議論の余地はあるし、両方の立場も理解できる」とドジャース側、「大谷ルール」を批判する側、両者の意見も分かるとした。

 「大谷ルール」に不満を持つ理由は、開幕から8月末までベンチ入り26人のうち投手の登録が13人に限られる中、二刀流登録の大谷がカウントされないドジャースは実質14人の投手を運用できる点であり、これについて問題ないかと質問が飛ぶと、ビテロ監督は「そういう聞き方をするなら、『ノー』と言いたくなりますね。すべてが平等である方がいいとは思う。これは私が生まれるずっと前から続いている駆け引きだから、条件は同じであってほしい」と敵将として本音をポロリとこぼした。

 ただ、「一方で反論もある。試合であれ、本当の戦いであれ、誰もが優位性を探している。スカウティングでも、編成でも、その他のあらゆる面でも、どうやってエッジを得るかを考える。現時点では、彼の特殊な才能によって、彼らはそのエッジを持っているということ」とドジャースの戦略でもあると理解を示す意見も口にした。

 「大谷ルール」をめぐってはカブスのカウンセル監督が4月下旬に「理解できない。特定のチームだけが恩恵を受けている。奇妙なルールだ」と発言。その後、議論は大きくなり、一部米メディアが、今オフ、各球団のGMらがMLB側に投手の登録数13人の制限から緩和するよう働きかける可能性を報じている。

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