西武・平良 6キロ減量し100キロ切り 目指すは球速の大台突破「伸びがある160キロ出したい」

[ 2020年5月9日 05:30 ]

160キロ越えを目指して筋力アップに励んでいる西武・平良(球団提供)
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 最速158キロ右腕の西武・平良が、体重6キロ減のスマートボディーで160キロの大台超えを目指している。埼玉県所沢市内の球団施設で筋力トレーニングなどで汗を流し「160キロは出したいけど球質が悪ければ駄目。伸びがある160キロを出したい」と意気込んだ。

 昨季は高卒2年目ながら中継ぎで26試合に登板し2勝、初セーブも記録。さらなる飛躍を狙って「体脂肪減&筋肉量増」に取り組み、3月下旬に100キロだった体重は現在94キロだ。食事では余分な脂肪をつけないようにサラダ、肉、炭水化物の順番を守りバランス良く食べており、同時期に19%だった体脂肪率も順調に減っている。

 最大の狙いは体の切れを増して球質を改善すること。「昨年は球速が出ただけの汚い感じの球。(伸びずに)打者が球の上を振った」と振り返る。理想は打者が伸びた球の下を振る「(ソフトバンクの)サファテの直球」。最近のブルペンでは154キロも計測して「球質も良くなった」と手応えも感じている。

 全ては160キロを突破し、リーグ3連覇に貢献するため。「投げるおかわり君」と称される剛腕は、少しほっそりとした頬を紅潮させ「今年の目標は防御率3点以内。状態は昨年よりいい」と力を込めた。

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