ヤクルト奥川 中学生にミニ講演「3つ勝てれば…」 23日ぶりキャッチボールには巨人007感嘆

[ 2020年2月6日 18:33 ]

西都市立穂北中野球部員と記念撮影に収まるヤクルト奥川(右)と田代
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 右肘炎症で2軍スタートとなったヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18=星稜)が「先生」になった。

 宮崎・西都キャンプでの練習終了後、西都市立穂北中を9年目の田代将太郎外野手(30)と訪れ、同校生徒93人に「野球にかける思い」と題した“ミニ講演”を開催。今季の目標を「3勝」と明かした。

 控えめな数字については「開幕1軍は厳しいけど、夏前までに1軍に上がって3つ勝てれば…。大谷さんもダルビッシュさんも1年目は1桁だった」とメジャーリーガーを例に挙げて説明。「プロにならなかったら?」の質問にも冷静な答えだ。「公務員です。収入が安定しているから」。18歳らしからぬしっかり者は高校受験を控える3年生に緊張しない方法を質問されると語気を強めた。「自分も試合で上がるけど、周りに“緊張している”と伝えた方が楽になった。皆も何かしら緊張をほぐす方法を見つけて下さい」

 第2クール初日のこの日は西都原運動公園内の室内練習場で23日ぶりにキャッチボールを再開。最後は30メートルまで距離を伸ばし、81球を投げ込んだ。4割程度の力ながら伸びのある直球に「やっとという感じ。指先からボールが離れる感覚が良かった。これから強さ、距離を上げたい」と明るい表情で話した。

 ▼巨人・香坂英典プロスカウト(奥川のキャッチボールをネット越しに視察し)“生奥川”を見たのは初めて。フォームのバランス、ボールを離す時のポイントがすごくいいね。

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2020年2月6日のニュース