侍J稲葉監督、ロッテ朗希に助言「体だけには気を付けて」 代表入り可能性は…「まだ半年ある」

[ 2020年2月6日 16:36 ]

<ロッテ石垣島キャンプ>稲葉篤紀・侍ジャパン監督にあいさつする佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)が6日、黄金ルーキーを激励した。石垣島のロッテキャンプを視察し、ドラフト1位の佐々木朗希投手(18)からあいさつを受け、がっちり握手。温かいまなざしで、将来の侍ジャパンのエース候補と談笑した。

 「少しでもジャパンを意識してくれればいいなと思います。本当に体だけには気を付けて、無理をしないように、そんな話をさせてもらいました」

 昨年8月27日、U18W杯へ向けた国内合宿の打ち上げを訪れ、激励した時以来となる再会。「少し緊張感のあるような…」と稲葉監督は苦笑気味に明かしたが、無限の可能性を感じ取っていた。

 「慌てることなく、一歩一歩階段を上っていくところ。(投手コーチの)吉井さんとも話して“オリンピックも見据えながら頑張って育てていく”という話をしてもらった。それだけポテンシャルの高い選手。これからの野球界を引っ張っていく、そういう人材だと思う」

 最速163キロ右腕の伸びしろを高く評価。だからこそ今の時期は地に足を着けて、土台を固めることが重要だと感じている。健やかに大きく育み、いつの日か日本球界を背負うような存在となってくれたら。

 もっとも、あらゆる可能性は排除しない。東京五輪へ向けては「再三言うように、固定観念を持たずにというところではね。ルーキーですが、まだ半年ありますし。しっかり見ていきたい」と話した。多くの刺激を糧とし、次世代の若手たちが羽ばたくことを何よりも願っていた。

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2020年2月6日のニュース