12球団OK!大船渡・佐々木「全タイトル」狙う!

[ 2019年10月3日 05:30 ]

<大船渡・佐々木プロ表明会見>会見する佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 大船渡の佐々木朗希投手(3年)が2日、岩手県大船渡市内で会見し、プロ志望を表明した。1日にプロ志望届を提出し、日本高野連からこの日公表された。高校生歴代最速の163キロを誇り17日のドラフト会議では最大の目玉。1位指名を公表している日本ハムなど複数球団の競合が予想され、どの球団から指名されてもプロ入りする意向を示した。目標には投手タイトル総なめを掲げた。

 初志貫徹だった。報道陣79人に15台のテレビカメラ。佐々木は無数のフラッシュを浴びながら、プロ野球選手になる決意を語った。

 「レベルの高いところでプレーしたいと思って(プロ志望届を)提出しました。子供たちに夢や希望を与えられる選手になりたい」

 今年4月に「国内でプロ一本です」と明言。その後、決勝で投げずに敗れた夏の岩手大会や5位に終わったU18W杯を経て、母・陽子さんや国保陽平監督らとの話し合いを通じて熟考する機会もあった。それでも「1年生の冬からプロを考えていた。揺れたことはなかった」と信念を貫いた。メジャーも注目していたが「今はメジャーについてあまり考えられない。まずは日本で頑張りたい」と言い、「12球団どこでも頑張りたいと思います」と、どの球団から指名を受けてもプロ入りする意向を明かした。

 プロでの目標を問われると「タイトルがあるので全て獲れるようなピッチャーになりたい」と力強く宣言した。先発投手のタイトルは最多勝や最優秀防御率などがある。さらに最大の勲章とされる沢村賞もあるが「令和の怪物」と呼ばれる17歳には決して不可能な目標ではない。

 高校史上最速を誇る163キロ。「真っすぐは一番自信のあるボール。これからもっと磨いて、自信のある真っすぐを(プロでも)投げたい」と最大の武器で勝負する。さらに「次のステージで野球をやる上で(163キロを)超えていきたい」と言い切った。プロ野球最速は大谷(当時日本ハム、現エンゼルス)の持つ165キロ。高校で大谷の160キロを超えた右腕は、プロでも大谷を超えていく。

 きょう3日からは、獲得を希望する球団との面談がスタートする。初日はロッテ、ヤクルトなど3球団。学校関係者は「既に5、6球団から面談の話が来ています。オファーがあればドラフト会議の直前まで行っていきます」と明かした。

 面談には母や国保監督らも参加し、球団の育成方法などについて聞く。既に日本ハムが1位指名を公表しており、何球団が競合するかに注目が集まる。運命のドラフト会議は17日。満を持してプロ入りを宣言した剛腕の争奪戦が過熱していく。 (武田 勇美)

【佐々木に聞く】
 ――U18では奥川らとチームメートになった。
 「とてもレベルの高い中で、自分のレベルがまだまだと実感した。野球における全てのレベルを高めて次のステージに行きたいと思った」

 ――U18から帰国して、会見までどのように過ごしてきたか。
 「何日か休養して、そのあと練習をしていました。(プロのことを)考えていました。(家族は)自分の意思を尊重してくれるので、自分の意思で決めました」

 ――日本ハムが既に1位指名を明言している。
 「ありがたく思っています。率直に言えば、うれしかったです」

 ――日本ハムのイメージ。
 「とても若い選手が多くて、凄く良いチームだと思っています」

 ――国保監督が体は成長段階と言っていた。
 「春よりは体ができていると思う。まだまだ自分としてはできると思うので、しっかり体づくりをしていければ」

 ――11年の東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市出身で、高校も大船渡に進学した。地元への思いは強い。
 「被災したときに、たくさんの方に支援していただいたので、その恩返しができたら。地元の期待にも応えて精いっぱいプレーしていきたい」

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