賢介「20年間最高に幸せな時間」 引退セレモニーあいさつ

[ 2019年9月28日 05:30 ]

日本ハム 田中賢引退試合   日本ハム1―5オリックス ( 2019年9月27日    札幌D )

引退セレモニー、選手達から胴上げされる田中賢(撮影・高橋茂夫)
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【引退セレモニーあいさつ】

 私にとってファイターズは家族です。

 その家族には、移転当初はガラガラだったこの札幌ドームを満員にしたいと寝る間も惜しんで努力し、そして今日、私の最後をいい形で送り出してあげたいと心から思ってくれる本当に優しい球団職員の方々がいます。いつも選手を支え続けてくれるチームスタッフがいます。雨の日も、風の日も、雪の日も、どんな時も応援してくれる全国のファンの皆さん。その期待に応えようと共に頑張ってきた仲間。他にも言い切れないほどの感謝したい人たちがいます。

 その全てが僕にとって家族です。家族と過ごせた20年間は最高に幸せな時間でした。

 また僕を生み、育ててくれた両親。小学校2年から野球を始めて31年、2人は僕の一番のファンでいてくれましたね。僕が壁にぶち当たり苦しくなった時、父は「賢介、逃げるな。正直に真っすぐ生きろ」とメッセージをくれました。母はそっと寄り添い、いつも笑顔で見守ってくれました。親となり、改めて2人の偉大さに気付かされる日々です。

 そして妻の千芳。結婚してすぐにアメリカに連れて行ってしまい、僕の何倍もつらい時期だったと思います。気丈に振る舞う姿に何度助けられたか分かりません。今日でプロ野球選手としての田中賢介は終わりますが、こんな性格なので、これからも自分の信じた道を突っ走っていくと思います。これからもよろしくお願いします。

 そして息子たち。北海道、全国の子供たち。家族はどんな時も君たちの味方です。だから失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてほしい。私もたくさん失敗してきました。これからもたくさん失敗すると思います。アメリカでうまくいかず、帰ってきた僕を、ファイターズという家族は温かく迎えてくれました。あの時の「お帰り」という声援は本当にうれしかったです。

 これまでたくさんの声援、愛をいただきました。これから僕が恩返しをする番だと思っています。北海道、ファイターズの力になれるように、ここ北海道でみんなと一緒に生きていきます。
 最後の打席の賢介コール、いろんな思い出がよみがえって涙が止まりませんでした。みんなありがとう。心から感謝しています。20年間ありがとうございました。(一部抜粋)

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