横浜高野球部 暴力問題発覚の監督、部長を解任 高山コーチが監督代行

[ 2019年9月28日 18:28 ]

横浜・平田監督(右)と金子部長
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 横浜高は、野球部の指導者による部員への暴言や暴力があったとして、金子雅部長(42)と平田徹監督(36)を28日付けで解任したと発表した。

 発表の中では発覚からの経緯も明らかにした。

 9月26日付の地元紙で平田監督、金子部長の暴言や暴力が告発されたことを受け、事情を聞くと「金子部長は暴言の一部、平田監督は生徒の首のあたりをつかんだことを認めた」とした。

 さらに26、27日に1年~3年の部員全員に聞き取り調査を行ったところ、報道された内容がおおむね事実だったという。この結果を踏まえ、部長・監督に再度事実を確認すると両者ともに認めたという。

 葛蔵造校長は「被害を受けた部員の皆さま並びに世間をお騒がせしたことを深くお詫び申し上げます。学校の監督不行き届きを反省し、再び繰り返されることがないよう注意していきたい」とコメントした。

 今後は、筒香嘉智(DeNA)と同級生だった野球部OBで、17年から指導する高山大輝コーチが監督代行を務め、新たな部長は速やかに決定するとしている。

 横浜高は1968年からチームを率いた名将の渡辺元智監督の後を受け、2015年に平田監督が就任。今夏に続き、今秋も神奈川県大会で8強止まりで、来春のセンバツ出場が絶望的となっている。

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2019年9月28日のニュース