阪神・矢野監督 自力でCS勝ち取る!横田の雄姿に決意新た 奇跡へ「より一丸に」

[ 2019年9月28日 05:30 ]

チーム一丸を強調した矢野監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神・矢野燿大監督(50)が27日、奇跡のクライマックスシリーズ(CS)進出へ、改めて一丸野球を強調した。広島が今季最終戦の中日戦に勝てば4位以下が決定したが、敗れたことで望みをつないだ。28日のDeNA戦でのマルテ欠場は痛手だが、突破条件である残り3試合の全勝に向け投打とも総力戦で臨む。

 残り3試合へ、気持ちはブレない。19年シーズンの集大成。広島が敗れたことで、CS進出への望みをつないだ。長丁場の143試合も最終局面。今季から新監督としてタクトを振った矢野監督は、チーム一丸で立ち向かう覚悟を示した。

 「横田のああいういいものも見られた。結果はもちろん出すし、それが一番大事だっていうのはわかっているけどね。ああいう気持ちをみんなで改めて感じられたものにはなってると思う。その姿勢を見せるということの方が今は一番大事」

 闘病の末、今季限りでの現役引退を決意した横田の姿から、パワーをもらった。それでも、3戦全勝がAクラスの条件と、厳しい状況であることには変わりはない。追い打ちをかけるように、28日のDeNA戦では、8月10日の広島戦から4番に座るマルテが欠場する。24日の巨人戦で左足の張りを訴えて途中交代して以降、懸命の治療を施してきた。患部の回復を待ったが、横浜遠征に帯同させないことを決定。指揮官にとっては苦渋の判断だった。

 「(マルテは)厳しそうやな。チームにとってマイナスな部分はあるけど。だからこそ、より一丸にならないといけないと思う」

 攻撃力に課題があるだけに助っ人の不在は大きなマイナス要素だが、今こそ一丸となって難局を乗り切らねばならない。前日26日には横田の引退セレモニーに駆けつけた。病に苦しみながらも最後まで諦めず懸命に戦った教え子に、涙した。その姿を今後の戦いに重ねることで、決意を新たにした。

 「横田がずっと野球と向き合ってきたことが、ああいうふうになったと思う。残り3試合になったからって特別なものがね。ある意味うちらしく苦しみながらでも1点をもぎとってピッチャーで守っていくという試合ができたらなと思う」

 総力戦で挑む残り3試合。泣いても、笑っても残り3試合で運命が決する。「ピッチャーも野手も全員で、つなげて、やっていくしかない」。自力CSの可能性も復活して、文字通りの一戦必勝。あきらめず、希望を捨てなかった矢野阪神が最後の最後で歓喜を呼び起こす。(山本 浩之)

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