ヤクルト田川がプロ初勝利 苦節7年目「忘れられない一日になった」

[ 2019年9月16日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―7広島 ( 2019年9月15日    マツダ )

ヤクルト先発の田川(撮影・坂田 高浩)
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 ヤクルトの7年目右腕、田川が2度目の先発で5回2/3を1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。「時間がかかったけど、うれしい気持ちでいっぱい。忘れられない一日になった」と喜びをかみしめた。

 初回2死一、二塁で長野をカットボールで右飛に抑えた。5月に雑誌でオリックス・山本の握りを見て覚えた新球で切り抜け、波に乗った。プロ初先発となった8月24日の阪神戦前には自主練習をともにした上原浩治氏から「楽しんでこい」と言われたが、その言葉通り躍動した。

 「折れかけた時もありました」。2年目の14年に腰の手術を行い、16年に戦力外通告を受け育成選手として再契約。昨年支配下選手に戻ってプロ初登板を果たした。苦労人は大阪から駆けつけた両親にウイニングボールを贈る予定で「目の前で初勝利を挙げられて良かった」と笑った。 (黒野 有仁)

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2019年9月16日のニュース