阪神・西 コイ斬り無双!マツダで今季4戦すべてQS 弟分・遥人の敵討ち「火がついた」

[ 2019年9月8日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7-3広島 ( 2019年9月7日    マツダ )

5回無死一、二塁、西川を併殺打に仕留めガッツポーズを決める西勇輝(撮影・大森 寛明)
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 燃えた。初戦を落とし、3・5差で迎えた直接対決第2ラウンド。前夜悔し涙に暮れた高橋遥の思いに兄貴分が応えた。阪神は、敗戦なら自力でのクライマックス・シリーズ(CS)進出が消滅する崖っぷちの一戦。再進撃の立役者は西だ。得意のマツダで、お得意様のカープを力でねじ伏た。

 「きのう、遥人が頭でいってすごく悔しんでいましたし、ずっとあいつが頑張っているのを見てきました。涙もありましたけど、火がついたじゃないですが、悔しい思いをしている遥人の気持ちもあったので。遥人と自分がカードを引っ張っていけたらいいと思いますし、遥人自身もあの涙を無駄にしないようにやっていければ」

 弟分の敵を討つ快投だった。2回無死一塁から長野を遊ゴロ併殺に、5回無死一、二塁から西川を二ゴロ併殺に仕留めた。決め球はいずれも切れ味鋭いスライダーだ。序盤の大量援護に恵まれたとはいえ、簡単にはいかない相手。8回は鈴木をツーシームで遊ゴロに封じ、この日3つ目の併殺を奪った。打席の巡り合わせで9回は代打を送られたが、8回を3失点。オリックス時代を含めてマツダでの広島戦は5戦4勝無敗と無双状態だ。

 残暑厳しいマウンドで、何度か足がつった。こまめに水分補給し、おにぎりやバナナを食べて備えた。それでも吹き出す大量の汗に、28歳は「この時期のデーゲームは堪えますね」と笑った。矢野監督は「長い回を投げてくれるというのはみんなが助かる。いい時も悪い時も、ちゃんと試合を組み立ててくれるっていうのは素晴らしい」とうなずいた。

 「1試合も落とせない試合が続く中、打者、投手ともに苦しい気持ちになると思うけど、皆で乗り切って明るくいけば“昨年とは違うぞ”というふうになると思う。何とか全員で戦っていきたい」

 今季の投球回は152回1/3に伸び、リーグ2位に躍り出た。最低ノルマに掲げる160回どころか、キャリアハイの166回(13年)も視野に入る。シーズン最終盤。虎のイニングイーターは全力で駆け抜ける覚悟だ。(吉仲 博幸) 

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