U18侍、Wエースいざ出陣!佐々木がカナダ戦、奥川は6日韓国戦の先発可能性浮上

[ 2019年9月5日 05:30 ]

悲願の世界一、いただきま~す!!決起集会で焼き肉を堪能する(左から)飯塚、奥川、宮城、佐々木
Photo By スポニチ

 高校日本代表は1次ラウンドB組を1位で通過し、5日からスーパーラウンドを迎える。ここまでマウンドに上がらなかった2本柱が世界デビューを飾る。右手中指の血マメを抱えている佐々木朗希投手(大船渡=3年)はカナダとの初戦に、6日の韓国戦には奥川恭伸投手(星稜=3年)が先発する可能性が浮上。悲願の世界一へ、若き侍たちがここから真の力を発揮する。

 2人の怪物がベールを脱ぐ。準備は整った。非公開練習を終え、佐々木は素直な感謝を口にした。

 「ピッチャーが2人もいないのは大変だったと思う。その中でスーパーラウンドにつないでくれた。結果で恩返しがしたい」

 柱を欠く中でチームはB組を1位通過。右手中指の血マメの影響で出遅れた分も、佐々木はスーパーラウンドをフル回転で投げ抜く。甲子園での疲労を考慮された奥川もここまで登板はない。「預かっている以上は壊すわけにはいかない」。細心の注意を払ってきた永田裕治監督も「スタッフと相談して起用法を考えたい」と2人の登板の検討を始めた。

 ゴーサインも出た。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「ドクターと理学療法士にも話を聞いて、2人はいつでも行ける状態です、と。満を持して登板ということですね」と明かす。前日のブルペンで甲子園後、初めて捕手を座らせた奥川は「もう投げられる状態」とキッパリ。報道陣から「投げられる状態か」と聞かれた佐々木は「はい」と力強く答えた。

 日本海側を北上する台風13号が7日頃、韓国に上陸する恐れがある。大会は日程延長の規定がなく、全試合を消化できずとも8日で打ち切る。中止ならば、その時点での勝率で優勝が決まる。出し惜しみはできない。5日のカナダ戦に佐々木、6日の韓国戦に奥川を投入することも検討される。

 釜山郊外で行われたこの日の練習では、投手陣は全員がノースロー。佐々木は「投げなくても(翌日の登板は)気にならない」と8月26日の大学日本代表との壮行試合も先発だった。

 佐々木の右手中指には、もうテーピングも施されていない。「みんながつないでくれた。プレーヤーとして貢献したい」。血マメがあった痕がうっすらと残るだけだ。奥川は「どこも強い。常識は通用しないので(あらゆる状況を)頭に入れてやりたい」と意気込んだ。悲願の世界一へ、役者はそろった。 (武田 勇美)

 《焼き肉で決起集会》悲願の世界一に向け、釜山広域市にある宿舎近くの焼き肉店で決起集会が開かれた。全20選手、首脳陣、スタッフが参加。永田監督は冒頭に「明日からのスーパーラウンド、決勝に向けて、しっかり頑張りましょう」とあいさつし、お茶と水で乾杯。屋外席で4人ずつ5つのテーブルに分かれた選手たちは、渡韓後初の外食に笑顔で舌鼓を打った。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年9月5日のニュース