【岡山】創志学園・西、アクシデントも今夏最長9回を1失点12奪三振

[ 2019年7月25日 13:36 ]

第101回全国高校野球選手権 岡山大会準々決勝   創志学園3―1岡山東商 ( 2019年7月25日    倉敷マスカットスタジアム )

岡山大会準々決勝<創志学園―岡山東商>9回6安打1失点12奪三振の力投を見せた創志学園のエース右腕・西純矢
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 2年連続3回目の夏の甲子園を目指す創志学園が岡山東商に競り勝った。

 創志学園は高校投手四天王の一人、西純矢(3年)が今夏の1回戦から4試合連続の先発登板。5回1死三塁から岡山東商の1番・小林誠也(2年)に左前打を浴びて先制を許したが、その後は要所を締め、今夏最長となる9回を6安打1失点12奪三振。8回1死一、二塁の場面で軸足の右ふくらはぎに痙攣(けいれん)を起こし、ベンチで治療を受けるアクシデントもあったが、その後もバックスクリーンに表示される球速はそれまでと変わることなく140キロ台後半を記録。序盤はスライダーとカーブ、6回以降は130キロ台中盤のフォークを軸にする猛暑の夏を乗り切る頭脳的な投球も光った。この日の最速は149キロだった。

 「ずっと調子が悪かったのでフォアボールを出さないこととテンポよく投げることを考えて投げました。途中、負けるかも知れないとか、いろんなプレッシャーの中で投げていたので(痙攣は)その影響もあったかもしれません」

 先制点を許した場面でも「自分が落ち込むとチームに影響するので反省はベンチに下がってから」とマウンド上では努めて笑顔を見せるように振る舞った。自身2年連続の甲子園まであと2勝。肉料理とうなぎ、酸素カプセル、マッサージ、そして、夏の大会恒例となったたっぷり1時間の温泉浴で中1日で迎える27日の準決勝に備える。

 <創志学園・西純矢投手の今夏岡山大会成績>
 (1)1回戦 11―2(7回コールド)岡山南 7回5安打2失点6四球10奪三振147球、最速150キロ
 (2)2回戦 11―1(5回コールド)倉敷南 4回1安打無失点無四球7奪三振、57球、最速148キロ
 (3)3回戦 10―0(6回コールド)倉敷古城池 6回2安打無失点無四球7奪三振65球、最速149キロ
 (4)準々決勝 3―1岡山東商 9回6安打1失点3四球12奪三振、球数114球、最速149キロ

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